80cm超重列車砲グスタフ/ドーラ

Railway gun "Schwerer Gustav","Dora"

列車砲ドーラ

「グスタフ」と「ドーラ」はドイツの80cm列車砲に付けられた名前として知られている。 これらの列車砲は強固に防御された目標を破壊することを目的として、1930年代後期に ドイツのクルップ社によって開発が進められた。 総重量は1,344トンに達し、7トンの砲弾を約37kmの距離で発射することができた。

グスタフとドーラは、フランス・ドイツ国境に構築された要塞線、 マジノライン攻略用として使用されるはずだった。 しかしドイツ軍はマジノラインを迂回し、ベルギーのアルデンヌからフランスへ侵攻したため 活躍の機会は潰えてしまった。

数少ない実戦参加のひとつが、バルバロッサ作戦におけるソ連のセヴァストーポリ 包囲戦である。この戦いでは一号機グスタフがセヴァストーポリ要塞の北側16kmの地点 から計48発の砲弾を放ち、要塞を破壊することに成功している。
その後のグスタフは正規軍との目立った戦闘はなく、1944年のワルシャワ蜂起で、レジスタンス鎮圧に 使用されたのみである。

一方二号機のドーラはスターリングラードの戦いで、街の西側15kmの地点から砲撃予定だったが、 ソ連軍の逆包囲の脅威が高まり即座に撤退している。
グスタフもドーラも、最後は連合軍に接収されることを恐れたドイツ軍自らの手によって破壊された。

なおグスタフは列車砲としては世界最大だが、より大きな口径を持つ大砲にアメリカが試作した "Little David" 迫撃砲があり、その口径はグスタフを上回る36インチ(914mm)あった。この巨大な迫撃砲は日本本土に侵攻 した際、日本軍の強力な要塞に対抗する手段として期待されたが、日本が降伏したため実戦で使用されることはなかった。

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まあ何と言いますかよくもこんな途方もない大砲を作ったものだと思います。 まともな感覚の持ち主にはほとんどヤケクソにも感じられるかもしれませんが、 ここまで突き抜けてしまうとは実に爽快です。 しかしただのゲテモノ兵器で終わることなく実際の戦闘でちゃんと戦果を残しているのが凄いです。 ドイツ人恐るべし。
いずれにせよロマンを感じさせてくれる規格外な兵器です。

■関連リンク

ww2 german Dora gun footage(Google Video)
グスタフ列車砲の射撃シーンや、80cm砲弾が装填される模様が見られる動画です。またカール自走臼砲や レオパルト列車砲も出てきます。セヴァストーポリ包囲戦の模様でしょうか。
ドイツ超重列車砲 ドーラ (1/35スケールプラモデルキット)
なんと1/35スケールのドーラのプラモデルキットです。やりすぎwww
Specifications
全備重量 1,350t
全長 47.3m
全幅 7.1m
全高 11.6m
砲身長 32.48m
発射速度 1発/15〜45分
動力機関 691kw蒸気機関×2
弾種 榴弾 弾体重量:4,800kg
弾頭重量:700kg
初速:820m/s
最大射程距離:48km
徹甲弾 弾体重量:7,100kg
弾頭重量:250kg
初速:720m/s
最大射程距離:38km
乗員 組み立て作業に250名(約3日間)、
列車軌道の敷設に2,500名(3〜6週間)。
防空用に2個高射砲大隊が随伴。

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