ユーリャ・ティモシェンコ

Ukrainian politician Yulia Tymoshenko

BYuTロゴユーリャ・ティモシェンコ（ユリア・ティモシェンコ）はウクライナの政治家で、現在ウクライナ首相を務めている(在任期間２００５年１月２４日～９月８日、２００７年１２月１８日～現在) 。

ウクライナのオレンジ革命を指導した者の一人でもあり、西側メディアからは「オレンジ革命のジャンヌダルク」と称された。

政治家に転身する前はガス会社を運営する実業家として成功しており、ウクライナで最も裕福な人物の一人に数えられるに至っている。

政治経歴

初期

ユーリャ・ティモシェンコが政界入りしたのは１９９６年であり、９２．３％という驚異的な得票率をもってキロヴォフラード州からヴェルホーヴナ・ラーダ（ウクライナ最高議会）に選出された。

その後彼女は１９９８年と２００２年にも再選を果たしており、１９９８年にはヴェルホーヴナ・ラーダの予算委員会議長を務めている。

１９９９年から２００１年にかけてティモシェンコはヴィクトル・ユシチェンコ内閣の副首相を歴任し、エネルギー部門を担当した。しかしオリガルヒ（ロシアの新興財閥）との対立が発展し、２００１年１月レオニード・クチマ大統領により解任された。

同年２月には税関文書偽造と１９９５年から１９９７年にかけて行われたというガス密輸の容疑で逮捕されるも、数週間後に釈放されている。
ティモシェンコによればこのときの逮捕は彼女の改革によって打撃を受けるオリガルヒと癒着していたクチマ政権がでっち上げたものだという。

反クチマ・キャンペーンと２００２年選挙

いったん容疑が取り下げられるとティモシェンコは、クチマ大統領の汚職を追及していたゲオルギー・Ｒ・ゴンガゼ記者の殺人容疑を訴追する草の根レベルの反クチマ運動を指導する一人となった。
このキャンペーンの集会で彼女が刑務所の窓ガラスを叩き割る模様が報道され、情熱的な革命家のような指導者として知られるようになる。

その後政治ブロック「ユーリャ・ティモシェンコ・ブロック」（ＢＹｕＴ）を結成し、２００２年のウクライナ議会選挙では７．２％の得票率を獲得した。

ティモシェンコに批判的な者は彼女がオリガルヒとして不正に財産を築いたことを指摘している。
しかし疑惑の過去にも関わらず、彼女のオリガルヒから改革者への転身はウクライナにとって有益だったと信じる人は多い。実際彼女は副首相時代にエネルギー部門の腐敗を実質的に終わらせ、電気産業からウクライナの歳入を増加させることに成功している。彼女は電気市場におけるバーター取引の慣習を撤廃させ、また多くの機構に宛がわれていた免税措置も廃止した。彼女の改革は公務員に支払う十分な資金を政府にもたらした。

オレンジ革命後

２００５年１月２４日、ティモシェンコはユシチェンコ大統領によって首相に任命され、２月４日にヴェルホーヴナ・ラーダで３７３票という圧倒的な得票数（最低２２６票が必要）をもって正式に首相と承認された。

２００５年１月２８日にはフォーブス誌において「世界で最もパワフルな女性」の３位に、米国のコンドリーザ・ライス、中国の呉儀に次いで選出されている。

しかし首相就任後の数ヶ月の間に、革命連立政権内での対立が激しくなり、２００５年９月８日、ポロシェンコ国家安全保障・国防会議長やトメンコ副首相らの辞任の後、ユシチェンコ大統領によって首相を解任された。

２００６年議会選挙

首相を解任された後、ティモシェンコは彼女のブロック（ＢＹｕＴ）のリーダーとして２００６年の議会選挙を勝つためウクライナ全国を行脚して回り、再び首相の席につく意欲を見せた。そして選挙の結果ＢＹｕＴは得票率２２．２９％、１０８議席増の１２９議席を獲得し、ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ率いる地域党に次ぐ第二党に躍進した。

このとき多くの人はティモシェンコが地域党の政権獲得を阻むためにユシチェンコの我がウクライナおよび社会党と連立するのではと予想していたが、交渉の結果、結局地域党、社会党、共産党の３政党が連立政権を樹立する合意によりヤヌコーヴィチが首相に就任し、ティモシェンコの首相返り咲きは果たせなかった。

２００７年議会選挙

２００７年９月３０日に行われた議会選挙では、ＢＹｕＴは前回よりも更に２７議席増の１５６議席を獲得、盟友のユシチェンコ大統領率いる「われらのウクライナ」とあわせて議会の過半数を得て同年１２月１８日、首相に返り咲いた。
なおこのとき首相承認にあたりヴェルホーヴナ・ラダにおいて得た票は２２６という承認に必要な最低限の得票だった。

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･･･という経歴なんぞはまぁ正直どうでもいいんです。この人はルックスがすべて。この特徴的な金髪三つ編み巻き巻きヘアー、トルメキアの白い魔女そのまんまではないですか！いや～まさか実写でクシャナ殿下を拝めるとは思いもよりませんでしたよ。そういえば最近では某ビジュアル・ノベルの某騎士王が似た髪型をしてましたが、イメージ的にはクシャナ殿下の方が近いですかね。
才色兼備の政治家ということで、一部でコアな人気もあるようです。