マイケル・ブレッカー 「Tales from the Hudson」
マイケル・ブレッカーの強力アコースティック・ジャズ!
泣く子も黙るサックス超人、マイケル・ブレッカー1996年のソロアルバムです。
このアルバムの目玉はなんといってもパット・メセニーとマッコイ・タイナーが参加した
Song for BilbaoとAfrican Skiesでしょう。
いや〜もうカッコイイのなんのって!
Song for Bilbaoでのテナーサックスとギターシンセによるテーマのユニゾンや、
African Skiesでの、イントロのドラムフィルに導かれてマッコイがコードを弾く瞬間、それにマイケルの超絶ソロ等など聴き所満載です。
Song for Bilbao
はもともとパット・メセニーが自分のグループのために書いた曲ですが、マイケルはこの曲がお気に入りのようで、
いっときライブでも頻繁に演奏していました。African Skiesはブレッカー・ブラザーズの
Out of the Loopでエレクトリック編成で演奏されていた曲ですが、ここではアコースティック編成での演奏になっています。
しかしながらマッコイの強烈なピアノのおかげか、こちらのほうが数段迫力があるように聴こえます。
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私は2003年のMt.Fuji Jazz Festivalでブレッカーブラザーズが演奏するAfrican Skiesを実際に聴くことができたのですが、 イントロではマイケルが無伴奏ソロを披露するなど、ほんと最高にかっこよくて終始鳥肌が立ちまくりでした^^;
そんなマイケル・ブレッカーですが、血液ガンに侵され2年にわたる闘病生活の末2007年1月、惜しまれつつ他界しました。
57歳という若さでした。
なんとかカムバックし、もう一度パワフルなサックスを聴きたいとファンの方なら誰しも願っていたことでしょう。
プレイヤーとして油が乗り切っているさ中での逝去は残念でなりませんが、 彼が残した素晴らしい演奏の数々は、今後も人々に感動を与え続けることでしょう。
Tales from the Hudson | |
リリース | 1996年 |
Track Listing |
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Personnel |
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