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Who's K.G.?
- プロフィール -

Kenny Garrett:サックスプレイヤー
1960年8月9日ミシガン州デトロイト生まれ。

テナーサックス奏者であった父親の影響でサックスを始める。18の時にマーサーエリントンオーケストラに参加し、以後数年アメリカ各地をツアーで回った後ニューヨークへ進出。 そこでウディ・ショウ、フレディー・ハバードらのバンドで腕を磨き、アートブレイキー&ザ・ジャズメッセンジャーズにも在籍。
84年にはcriss crossレーベルから初リーダーアルバムを出す。
そして86年、それらの活躍が認められマイルス・デイビスバンドに抜擢される。以後マイルスが亡くなるまでの5年間、彼の片腕として世界各地で好演奏を繰り広げる。

現在までに13枚のリーダーアルバムを出しており、サイドメンとして参加したアルバムも100を超える。 その中にはSMAPや矢野顕子という邦人アーティストのも含まれることから、 ギャレットのジャンルに縛られない(仕事を選ばない・笑)ヴァーサタイルな一面を伺い知ることができる。
またダウンビート誌のBest Alto Saxophonistにフィル・ウッズを凌いで選ばれるなど、名実ともに現代最高のアルトプレイヤーの一人となった。

ちなみにかなりの親日家でもあり、わざわざ日本語学校に通うためだけに来日するほどである (それはいいのだが関西にも演奏しに来てくれぃ!2005年7月に達成!) そのため日本語が達者で、日本でのギグはすべて日本語でMCを行う。 Mt.Fuji Jazz FestivalにOTBのメンバーとして来日した際、
「私ハ、日本語覚エマシタネ」
「坊主ガ屏風ニ上手ニ坊主ノ絵ヲ書イタ」

という素敵な名言を残されたそうな。
彼にサインを求めるともれなくカタカナで「ケニーギャレシト」と書いてくれるぞ!
ケニーファンなら額に入れて飾るべしッ!!

■管理人とケニーギャレットとの出会い 〜 SONGBOOKでハマる

Best of Marcus Miller 私が初めてケニーギャレットの演奏を耳にしたのは、友人から借りてきたマーカス・ミラーのベストアルバムを聴いたときでした。
Run For Coverという曲でケニーがテーマとソロをとっていたのですが、 マーカスのスラッピングを多用したベースソロの印象が強く、ケニーの事は変わった音色のサックスだな程度の印象で、 別段気にも止まりませんでした。

Songbook しかし、そう、あれは忘れもしない2000年の9月。
大学の生協でたまたま2割引セールをしていたので購入したケニーギャレットのアルバム、SONGBOOKを聴いてぶっ飛びました。
ぬおお、なんだこりゃ〜っ。
こいつはヤバい、超ヤバい。ていうかかなりイィ!!
当時サックスといえばデビッド・サンボーンかT-SQUAREの本田雅人くらいしか知らなかった私にとって、 ケニーギャレットのラフで激しい吹きっぷりはかなりの衝撃でした。 スロウな曲ではもちろんリリカルに歌い上げるのですが(それでもどこか一癖ある)、 高速テンポな曲ではここぞとばかり暴れまくる! 調性も無視して暴れまくる(笑)!!
そのなんとも豪快で強引な吹きっぷりが実に爽快だったので、それまでの自分のサックス観を変えるほどの衝撃を受けてしまいました。

ところでこのアルバム、収録曲はすべてギャレットのオリジナルなんですが、これがまたどの曲もとてもかっこいいのです。 いやぁまいった。
詳しい曲の紹介はまた別にするとして、 とにかくこのアルバムがきっかけでケニーギャレットにのめり込むようになったのでした。


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